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稲村ケ崎がワイメアベイになった!           24年ぶりに開催された稲村クラシックで大橋海人が優勝!!

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持てる技をすべて出し切って優勝した大橋海人。優勝インタビューでは開口一番、24年前の招待選手であり、2年前にこの世を去った父親の大橋進さんに優勝を捧げることができて嬉しいと語りうれし涙をさそった。


日本のサーフィンコンテストもここまで成熟したと感激するほど今大会は大成功。ステージである稲村ケ崎にはサーフィン史上初めてといってもいい位に数えきれないほどの大ギャラリーが集結。ハワイのノースショアで開催されるザ・エディに匹敵するような盛り上がりで、選手のパフォーマンスに大きな歓声と拍手を送り続けていた。


コンテストがスタートした時点では絶好のビッグウェイブがヒット。スリリングなチューブパフォーマンスも飛び出した。しかし台風の進行スピードが速く昼過ぎにはかなりサイズダウン。時折入るセットはオーバヘッドとはなったものの24年ぶりに開催されたビッグウェイブコンテストを充分に堪能することができた。


お疲れさまです! コンテスト運営に携わったスタッフの面々。波に恵まれ、ぜひ来年も開催されることを祈ります。


独走の大野マーを止めたのは、やはり田中英義だった!! ギャラリー大興奮のJPSA最終戦ムラサキプロ鴨川 supported 海童。

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決勝ヒートは手に汗握る大接戦! ヒートスタートの1本目から互角の勝負を展開した英義とマー。しかしマーが2本目でバックサイドリップの4連発で8.4をマーク。さらに続けて3本目では同じくバックサイドリップ2発で7.35。あっという間に英義は8.26のビハインドを背負わされてしまった。だが、このまま押し切られる英義ではなかった。相手のマークをスルスルッとかわしてつかんだ4本目。研ぎすまされた集中力が一気に爆発。渾身のオフザリップ6連発で8.75 を叩き出し大逆転。当然ながらムラサキ応援団は大絶叫&大興奮。残り時間はヒート時間半分の約15分を残していたが、ムラサキ応援団の祈りが天に通じたのか、運命は英義に味方したのか、セットはピタリとやんだまま。優先権を握ってはいた大野マーは再逆転を狙いじっとセットが入るのを待ち続けたが、ついにタイムアップで決勝ヒート終了。
振り返ってみれば今季第3戦伊良湖ではセミファイナル、第4戦新島ではファイナルのマンオンマン、さらに第5戦茨城ではセミファイナルのマンオンマンと、直接対決で3連戦続けてマーに苦汁を飲まされていた英義がついにリベンジ。今季初優勝を果たしたのだった。


シーズン全戦優勝でグランドチャンピオンという前代未聞の大記録は生まれなかった。それでも、スポンサーが特注したスワロフスキーがちりばめられたチャンピオンズキャップとともに、大野”マー”修聖というプロサーファーが見せつけてくれたパフォーマンスは偉大な記憶となって語り継がれることは間違いない。


地元鴨川でグランドチャンピオン3連覇を決めた庵原美穂。決勝ではさすがに勝ちを意識したのか本来のパワフルリップが不発。本人にとっては悔しいかぎりの準優勝に甘んじた。しかしパフォーマンスの切れとパワー、さらには勝負所で発揮される勝負勘は女子NO1であることは揺るぎない事実。来シーズンもグランドチャンピオン候補の筆頭であり、女子プロ新記録となる4連覇に期待したいところだ。


女子最終戦を優勝で飾ったのは高校1年生の田代凪沙だった。トライアルから勝ち上がりR3をトップで勝ち上がりプロ資格をゲットしたばかりなのに、続くR4のトップシード戦を谷口絵里菜に次ぐ2位で勝ち上がり、R5ではグランドチャンピオン争いを切り広げる庵原美穂と野呂玲花を相手にトップ通過、さらにセミファイナルでは女子選手会長の谷口絵里菜をマンオンマンで下して決勝進出、そして決勝戦では3度目のグランドチャンピオンを決めたばかりの庵原美穂を相手に堂々のリッピングで本日2度目の勝利。女子チャンピオン達を次々に撃破し、まさに実力でもぎとった初優勝であり、橋本小百合、大村奈央に続く強力ルーキーの登場で、さらに来シーズンが楽しみになった。

23号、24号と日本列島は台風ラッシュ!!      土日の鎌倉は最高ファンウェイブがヒットしたことから  サーファー超満員で大賑わい!?

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23号からの南西スウェルがクリーンヒットした土曜日の午後からファンウェイブセッションはスタート。翌日曜日には一日中オーバーヘッドのコンディションが続くという嬉しいプレゼント。材木座&由比ケ浜、稲村ケ崎、七里ケ浜と、鎌倉のサーフエリアはどこもサーファーで超満員。続く24号のスウェルが火曜日にもヒットしてくることから、今週中は波乗り三昧となることは確実。体力の限界にチャレンジすることになりそうだ。まだまだつづくよ〜


七里ケ浜の正面ポイントではNSA鎌倉支部主催の第1回鎌倉カップが行われた。ロング女子、ロングオープン、ショートオープン、ショートスペシャル、そしてツインフィンやシングルフィンのファンボードで競われるトラジションと5クラスで熱戦が展開。日頃は大混雑でまともにピークから波をキャッチすることも難しい正面ポイントのオーバーヘッドの波を、たった4人、あるいは5人で独占するというラッキーチャンスに選手達は気合い十分。セットが入るたびに思う存分にマニューバーを刻みあって鎌倉ローカルの絆を深めあった。


トラジションで優勝した大木新次プロ。G&Sのレトロなスティンガー・シングルフィンで華麗なカービングを披露してくれた。


鎌倉のトップガン達が出場したスペシャルで優勝した奥田修司くんとファミリー。自分では偉いことになったと謙遜していたが、ベストライドを3発も決めた会心の勝利に、エマちゃんもリミちゃんも、おめでと〜!


コンテストをさばいたジャッジ3人。左から平野太郎氏、平野彩子女史、そして下重正則氏。サーフィンはもちろん現役バリバリのショートボード。海であったらリスペクトを忘れず、くれぐれもドロップインは言語道断。


待ちに待った南西スウェルで最高のファンブレイクとなった七里正面のレギュラーインサイド。今週やってくる24号、そして続いてやってくる25号と、ノンストップで波がヒットしてくるよ〜

史上最強950ヘクトパスカルで襲来した台風26号。    鎌倉には津波のような前代未聞のビッグウェイブが出現 。 計り知れない脅威の自然パワーを感じさせてくれた。 

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江ノ島灯台リーフの遥か沖に見たこと無い巨大なパーフェクトレフト&ライトを目撃。

16号が過ぎ去ったのは16日朝の8時過ぎだった。太陽の光と青空に誘われてサーフチェックへと浜に向かった。
134号線から20メートルほど引っ込んだ江の電の踏切を渡ったとたん衝撃の光景が目に映った。
台風の余波で真っ白になった海面が目に飛び込んできた。デケー!!! それもラインナップで割れている!!! 遥か沖の沖のその先の沖でピークがそそり立ち、レフト&ライトのショルダーからは真っ白なスプレーの帯がドラゴンのひげみたいにたなびいている。こんなにでかい波の七里ケ浜は見たことない。一緒にみていたバットマンも驚きを隠せないでいた。


行合川の河口から見て、一番でかい波が割れていたのは、江ノ島灯台の左沖のファーアウトサイドで割れていたレフト&ライトと、への字ポイントの超ファーアウトサイドで割れていたクリーンレフトだった。どちらもライダブルに見えたし、波は綺麗に巻いていた。

しかしこの見たこと無いビッグウェイブは時間とともに急激にサイズダウン。一日が暮れた夕方5時過ぎには綺麗なラインナップながら、普通のオーバーヘッドに落ちぶれていた。
時速60キロにスピードアップして抜け去っていった26号にかわって、来週には台風27号がスタンバイOK!! 発生位置も予想進路も26号と良く似ている。月曜か火曜にはファイアー!アゲイン!! 
先月16日に伊良湖に上陸して本州を縦断していった台風18号以来、一ヶ月の間に8個の台風がスウェルを送り込んできてくれた。ビッグ&グッドな秋。しかも水温がホットで気候は夏みたいな暑さ。しかも台風はまだまだ続きそうな気配。記憶に刻まれる台風シーズンとなりそうだ。

新作2014サーフィンフォトカレンダー出来上がりました。

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『Through The Year, Keep Surfing.』
サーファーだから一年中ずっとKeep Surfing でしょう。
カレンダーは毎日見るものだからサーフィンに対してポジティブな気持ちにさせてくれる。それがこのサーフィンフォトカレンダーのコンセプトです。まずは、このカレンダーを見てください。スッと波の世界へ直行。マインドにしみるオーシャンバイブレーションを放つグッドショットに心惹かれてください。だからキーワードはサーファーマインド。世界レベルに引けを取らないエクセレントな日本の波、サーファーとサーフブレイクが織りなすクラシックなモーメント、その一瞬をおおいに感じてもらえるサーフィンフォトを12ヶ月に渡って厳選しました。もちろん今年も毎日のタイドグラフ付きなので狙い通りのサーフタイムが一目で分かります。サーファー&サーファーガールズのパドルアウトに役立つカレンダーにしました。ぜひ使ってみてください。

カレンダーの仕様はA4ブックタイプで28ページ。各月の日付、潮汐時間とタイドグラフ、メモ欄など、毎日のサーフチェックやスケジュール管理にも使いやすいデザインにしました。定価は税込み1200円。発売は10月 23 日。購入方法は全国取り扱い協力ショップ、ならびに波乗りでん助サーフィン総合研究所のWebサイトからは1冊の場合、送料込み/全国一律1350円で御購入いただけます。

●仕様: A4 / 28 ページ(BOOK タイプ)
●カラー オールカラー
●内容: カレンダー
(神奈川県・江ノ島の潮汐時間、潮高を表示)
●支払い方法: 銀行振込
●送料: 全国一律
一冊150円
二冊以上 350円
●小売価格: 1,200円 (税込)

金額:1,350 円(小売価格 + 送料)

※2冊目以降は送料が350円となります。


異例の波不足に見舞われている第31回トリプルクラウン。最後のステージであるパイプラインマスターズも厳しい展開が予想されている。

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波乗りをするには超ファン! 
だが、コンテストにはちと厳しいスモールコンディションが続いている。

1年ぶりにノースショアに戻ってまいりました。到着した日がワールドカップのファイナルデイ。豪雨にかき消されるホノルル空港にランディング。ピックアップに来てくれたニックノザキ氏の次男カラニのドライブであっという間にワイメアチャーチにご挨拶。目的地のサンセットビーチではクォーターの第4ヒートが真っ最中。結果はネットで見ることにして、まずはニック宅にチェックイン。半年ぶりのニックと挨拶をすませていたら、イズキールラウが優勝していた。ハワイアンの天才キッズからパワフルで正確無比な波乗りサイボーグと化したイズキール。あの精悍な面構えから、なにかやってくれそうな頼もしさを感じる鋼鉄の男のイメージ。WT入りして活躍するところが見てみたい。


トリプルクラウンの最終戦となるパイプラインマスターズは今度の日曜日がスタートデイ。インターネットの日本語実況中継を担当するMCは脇田貴之と堀口真平に決まった。パイプラインの生き字引といえる脇田プロがコンディション予測サイトを分析すると今度の日、月、火曜日の3日間が波のコンディションのピークと出た。となれば、日本時間の月曜早朝に開幕されることとなる。サーフィンの醍醐味と素晴らしさを感じる瞬間の数々が飛び出してくるので、一時も目が離せない超ど級のサーフィンドラマ”パイプラインマスターズ”。ミックVSキングケリーのチャンピオン対決の見所だけでなく、ジェイミーやジョンジョンといったビクトリーロードのキーを握るローカルサーファーの最新情報まで、MC脇田&堀口がゲストの日本人プロサーファーとともに解説してくれる。楽しみに待っててください。

Eddie Aikau のオープニングセレモニーがワイメアベイで行なわれた。

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エディー・アイカウのスピリッツはコンテストが重ねられる度に語り継がれていく。


でかい波に乗って楽しもうぜ。それも山みたいにそびえ立つでかい波にさ! 
ハワイアンビッグウェイブサーフィンのスケールのでかさ、偉大さ、そして素晴らしさを、今さら書き連ねることはしませんが、誰もが乗れない巨大な波に乗るという、ビッグウェイブサーフィンが人間に与えてくれるインパクトは体力的にも精神的にも計り知れないパワーを持っています。そしてそれこそがサーフィンの魅力であり、素晴らしさだと、本日ワイメアベイで行なわれたEddie Aikau のオープニングセレモニーに列席させてもらって再確認しました。だって、居並ぶ選手達の引き締まったからだと晴れやかな素晴らしい笑顔。これからやってくる本番の日が楽しみです。


2007年から毎年連続で出場選手リストに名を連ねている、日本人サーファーの大いなるプライド脇田貴之も会場で発見。世界のビッグネーム達と居並ぶ彼の姿には思わず熱いものがこみ上げてきました。これまでの7年間で実際にコンテストがゴーされたのは2009年の一度きり。今シーズンはどうなるのか? もちろん脇田はいつでもゴー。その日のためのトレーニングはずっと積み重ね続けられています。

パイプマスターズ開幕!                 午後に入ってラウンド2でパイプラインバレルも走った。

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完璧に整ったパイプラインマスターズのコンテストステージ。

お手本のようなノーススウェルの6−8ftで開幕されたマスターズ。波はパイプというよりもバックドアが全開のホローチューブを炸裂させていた。正直、マスターズというには迫力不足でだいぶ寂しかったが朝の8時スタートからラウンド1が始まった。登場したのはハワイアンロコシード選手12名。対戦するのはWTローシード選手。なかで最もギャラリーの大声援を浴びたのが、オージーの強敵キーレン・ペローを下したカイマナ・ハキアス。お父さんのカイポゆずりのテンポの良さでハイスコアを量産。ラウンド2も勝ち上がって上位へ望みをつないだ。

スタートから4時間後、ヒートは順調に消化され正午過ぎにはラウンド2に突入。朝にはハイタイドであった潮位もロータイドに転じ、バックドアだけでなく今度はパイプラインのバレルもともにディープに絶好調の巻きを見せてきた。ここでハワイの若手の星セバスチャン・ジースがヒーローになる瞬間が訪れた。完璧なタイミング、完璧なアングル、そして完璧なテイクオフポジションから気持ちいいくらいのビハインドピークからビッグバックドアにプルイン。ディープにディープに走り続けクローズアウトした波から飛び出してきて本日初のパーフェクト10を叩き出したから恐れ入った。自分のやるべきことを充分理解していて、決めるところではきっちりと決める。やっぱりノースショアで愛されるシーバスには、それなりの理由があるんだよね。

明日はチャンピオンへのカウントダウンが始まるラウンド3からスタート。
次のヒーローはだれだろう?


Pipeline Master day 2. 波のサイズこそ物足りなかったが最高のパイプライン日和でストーク。

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ラウンド4で明暗は分かれたが、ミック・ファニングVSキングケリーの王者決定は最終日まで持ち越しとなった。

ラウンド4第2ヒートに組み込まれたグランドチャンピオンに向けて絶対有利のミックの前に立ちはだかったのがジョンジョンとサンタクルーズの切れ切れレフティ、ナット・ヤングだった。このヒートは波がよく。バックドア、そしてパイプとグッドライドの応酬となり白熱。しかし3者ともチューブをきちんと最後まで攻略できず。決め手に欠けたまま団子状態で誰かが1発決めればトップ確定となる展開となった。その均衡を破ったのはまずナット・ヤングだったが、ヒートの最後の最後でパイプラインバレルをクリーンに決めたのはジョンジョンで、ケリーより一足先にクォーターファイナルへ進んで少しでも楽にたりかったミックは3位。その悔しさもあって、ミックはヒート終了と同時にあっと驚くドロップインをかまして引き上げるほど熱くなっていた。

キングケリーはミックの敗退を見届けて自分の第3ヒートのスタートを切った。対戦相手はブラジルのパイプレフティ代表ミゲール・プポに、パイプ初日の10点満点で勢いに乗るローカル期待のセバスチャン・ジースと決して侮れない2人。ケリーがミックの1歩先を行くかどうか。注目のケリーはヒートに向けてのコンセントレーションが心配になるくらいの大ギャライー&ファンを引き連れてビーチに登場。しかし最初と最後にしっかり1本ずつ決めて楽々余裕のトップ。なんだか心配したのが馬鹿みたいな、いつも通りの勝ち方だった。

次のパイプラインマスターズ最終日は今週末の金曜か土曜日。10ft級ニュースウェルがヒットするそうだから、いよいよ待ちに待ったパイプラインマスターズとなりそうだ。

パイプマスターでケリー・スレーターが7冠達成。    パイプラインではキングケリーに誰もかなわない。

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パイプラインが炸裂!
強烈にほれ上がる波の中を自由自在に加速しながらチューブライディングを決めまくる。しかもファイナルデイの波は10ftオーバー。ビッグセットが炸裂するマックスパイプラインをどう乗りこなすのか。今年のマスターズは凄いやつしか勝ち残れない、真のパイプラインスペシャリストが決まる大会となった。


パイプラインを乗らせたら一番上手いサーファーのジョンジョンとキングケリーのファイナル対決となった。
勝負の結果からすれば、ジョンジョンがよくやったけど、やっぱりパイプラインでは今のところキングケリーに誰も勝てない! それは今大会不出場のジェイミー・オブライエンがもしいたとしてもマスターズの結果はかわらなかっただろう。試合後、ケリーは表彰台で来シーズンのASPツアーへの参戦も表明。チャンピオンがとれなかった時の去就が取りざたされていたが、確かに誰にも負けないんだから引退する必要なんか無いね。


ジョンジョンとキングケリーの差は年輪の差だけかもしれない。ファイナルヒートが始まる前にステージに登壇した2人が発するオーラは大人と子供。ちびっ子ファンが仮面ライダーに向かっていくみたいに、サーフィンを始めた頃からチャンピオンのケリーに立ち向かうジョンジョンは、すでに余裕たっぷりのケリーに飲み込まれていた。2年前のパイプ対決はキングケリーのウルトラ大逆転で決着。ジョンジョンはキングケリーに薄氷の思いをさせたが、今大会はジョンジョンがキングケリーにわからされた。その差は縮まるどころか、今度は越えられない壁をジョンジョンが突きつけられたかたち。しかしこの壁をぶち破った時こそ、ジョンジョンが世界チャンピオンとなる時。それはすぐ先のような気がするのだが?!


何が何でも3度目の世界チャンピオンは自分で勝ち取る。それにはクォータファイナルを自分が勝ち上がればいい。ミックには強い信念というものが感じられた。ケリーよりも先に負けたらチャンピオンは確実にケリーに持っていかれる。ミックはそう確信していたんだろう。そんなミックの前に立ちはだかったのがジョンジョンだった。パイプライン&バックドアを蝶のように舞い蜂のように刺すジョンジョンがミックは苦手なんだと思う。ラウンド4では状況判断で捨て身のインターフェアまでしてジョンジョンとのクォーターファイナル対決を避けた結果、ヤーデン・ニコルとのクォーターファイナル対決で見事勝利。とうとう王座へとたどり着いたミック。オージー得意の計算高い堅実な戦略に強い意志と強靭な体力がミックをチャンピオンへと導くこととなった。


今年のマスターズ・ファイナルデイは土曜日と重なってたことでビーチに詰めかけたギャラリーは1万人越え。マスターズ史上空前の人出となった。

Merry X’mas ! ミッドウィンター真っ盛りのノースショアがグッドサーフで熱く燃えてます。

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サーフィンの鬼が棲む鬼が島が連なるハワイ諸島。その中心にあるオアフ島ノースショアが冬のビッグスウェルで沸騰中です。パイプラインリーフに堆積した砂はまだ残ってはいるものの、クリスマスを迎え冬本番シーズンを迎えたノースショアは先週末からファイアー状態。ワイメアこそ本領を未だ発揮していませんが、パイプラインを筆頭に、バックドア、オフザウォール、ロッキー、サンセット、ヴェルジー、そしてププケアと、日を変え場所を変えサイズを変えながら、1−2ftのスモールウェイブから10−15ftのヒュージスウェルが襲来。サーファー達のホットなマニューバーが炸裂しまくってます。いよいよミッドウィンター真っ盛りという状況に突入中です。


こうなるとローカルサーファー達のテンション&本気度も激アップ!パイプラインなどはセットを待つラインナップに隙はなく。このまま来年1月下旬にスタートされるVolcom Pipe Pro まで、何が起きるか分からない状況は続くだろう。気合いを入れてのぞむジャパニーズプロ達も苦戦が続いているが、年末年始の混雑ピークが過ぎて徐々に海が空きだせば最大のチャンス。今はそれに向けて着々と自分を研ぎすましているところ。どんな結果となるか今から楽しみ。きっとグレートなライディングが数多く記録されることだろう。


鬼が島だけに、サーフィンの天国と地獄が共存する冬のオアフ島ノースショア。
この時期ここでは、世界最高峰のサーフブレイクに、世界最先端のサーフィンが繰り広げられています。それにインスパイアーされること3週間。来年に還暦を迎える自分に新たな意欲を決意することができました。サーフィンが大好きならば、誰もが初心に返ってサーファーとしての自分を見つめ直すことになる。それこそノースショアがサーフィンの聖地といわれる所以でしょうか。
Keep Surfing, Get Wet,Never Give Up !

2014 謹賀新年。                    日本のサーフィンに新しい波が次々と押し寄せてくる!

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新年明けましておめでとうございます。

鎌倉七里ガ浜には夜明け前からサーファーが続々とパドルアウト。やがて迎えた綺麗な初日の出を浴びながら新年初サーフィンがスタートしました。今朝は冷え込みがそれほどでもなかったので、背景に鎮座するはずの富士山はくっきりとその姿を見せませんでしたが、綺麗な初日の出に波がキラキラと輝いて気分はスッキリ、新たな気持ちに。今年還暦となる私は、一年間のサーフィンの無事を祈りました。

ノースショアから帰国して1週間が経ちましたから時差ぼけもとれて、日本の寒さにもすっかり身体が慣れてきました。そろそろ海にはいりたいのですが、まったくのフラットだったり、強風オンショアのジャンクなハードブレイクではパドルアウトの気が起きません。年末からはサーファーがどっと繰り出してきて海は大混雑。なおさら足が海に向かわない。とうとう年を越して新年を迎えてしまったのです。もう空いてきたかなとチェックに行くと、、、あっという間に南西風が吹いてきたかと思ったら一気にブローアウト。それまで初乗りに詰めかけていた大勢のサーファーは一気に姿を消し、海はすっかり誰もいなくなりました。2014年は、どんな年になるんでしょう? きっと良い事がたくさんある筈です。波を取り巻く環境は違っても、気持ちよくサーフィンを楽しみたいものです。

春本番が待ち遠しい!!

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1週間おきにニュースウェルがヒットしてます。

立春となりましたが、この冬一番の寒気団に包まれたおかげで真冬の寒さがぶり返してきました。おかげで波はコンスタントにヒットしているのですが、寒さが身に染みて、どうしても入水する気が起きません。このままではテイクオフすらできなくなりそうで怖い気がします。

初乗りをすませたのが1月5日でしたから、もう1ヶ月もパドルアウトしていないです。その代わりと言っては何ですが、散歩の距離を伸ばしたり、プールに通ったりして、なんとか身体のメンテナンスはしているつもりですが、やはりサーフィン不足は確実に身体を蝕んできています。肩こりや背中の痛み、さらには腰痛といった具合に、辛い自覚症状として出てきました。

裸でサーフィンできる環境であれば、ちょいと海に入ろうという気持ちになるのですが、こう寒くては、情けない事にサーフィンする気持ちにならないんですから困りました。春本番が待ち遠しいです。

大雪で、お約束のビッグウェイブがヒット!

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オフショアはめちゃくちゃ冷たかったけれど、大雪に見舞われたおかげでホットなグッドウェイブがヒット!

大雪が降った翌朝は、やっぱり波が出ますね。日本列島の南岸を低気圧が通過し、そこに北からの寒気が吹き込んできて大雪となるんですが、これこそ波が出る間違いない方程式。2月から3月にかけての一つのパターンである訳ですが、冬本番の気圧配置から春本番が間近に迫ってきた証拠でもあリます。

2週続けての大雪で交通機関はパニックに見舞われてしまいましたが、そのおかげでビーチには人影は皆無。ローカルサーファーの数人が誰もいないピークで好きなだけ好きな波を乗り回して楽しんでいました。しかし太陽は雲間に隠れたままで、さすがに寒さは半端ではありませんから、でん助はこの日の入水はキャンセルさせてもらい、大量に降り積もった雪かきに精を出す事となりました。

世界の壁を越えた。                  ソチ冬季五輪でみた日本スノーボーディングの実力。

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ソチ五輪が熱かったですね。日本のウィンタースポーツをスノーボードが支えてました。もうマイナースポーツなんて誰も言えませんね。メダル獲得の先陣を切って日本選手団に弾みを付けた銀メダリスト平野歩夢選手と銅メダリスト平岡卓選手、そして女子でも堂々の銀メダル獲得の竹内智香選手。夜明け前からTVの前から一歩も離れずに応援させてもらいました。とくにボーイズの2人が格好良かった。国際放送に映し出されたその姿は至ってクール。真ん中で弾ける白人のヨーロピアンとは対照的に、アジアンだけどファッションスタイルもいい感じで、半分嬉し泣きしながら気持ちよく見ていられました。今度はどちらかが金メダルだね!!!

コンペティションとして4年に一度のオリンピックは特別だろうけど、世界のトップを狙うメダリストの条件をシビアに感じさせてもらいました。まずは世界レベルの環境に身を置き、そこで汗を流し、血のにじむような努力を積み重ねながら、誰よりも磨き上げられた心と身体となる。そこからの自信と実力が身に付いてこそチャレンジできるゾーンの境地ですね。これこそがチャンピオンへの道なんでしょう。

だけど兄貴分の日本のプロサーフィンは世界では冷や飯くってますね。世界との壁は厚く高くそびえたまま。パイプラインマスターズでケリー・スレーターを破るなんて、今現在は夢のまた夢。しかし日本のスノーボーディングの10年前はオリンピックでメダル獲得なんて夢のまた夢だった。日本人で最初のサーフィンの金メダリストはいつどこで誰が獲得するんだろう! 


ビーチラインはサーフブレイクの生みの母。       昔のままであってほしい。

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鎌倉にツバメが来た〜! それと同時に七里ケ浜で道路工事が始まった〜! 江ノ島から西へ大磯までは完璧な4車線道路が完成したが、藤沢片瀬から鎌倉由比ガ浜に至る旧湘南道路は手つかずのまま。このまま。そっとしておいてほしい。


1956年営業開始となった湘南道路も寄る年波には勝てず、砕け散った擁壁の補強工事が再び始まった。場所は啓風胃腸病院前から江の電鎌校前にかけて。道路のくぼみにへばりついていた漁師小屋はちょうど真ん中。海岸線道路は、ここ数年に足下をひどく波が洗うようになり、真上の道路はガタガタがひどくなってきているのが気になるが、今は鉄鋼で足場を組んだ所から踏切までの岩場が、これからどんな様子になるかが大変に気になります。

もともと、七里ケ浜の渚は至るとこに湧き水があり、川が流れ、緑の丘陵地に波が寄せる自然のままの別天地。そこを、腰越から七里、稲村、坂の下、そして由比ケ浜へと、せっかくのロケーションをブルドーザーで切り開いた道なんだから大切に直し直しに大事に使っていきたいもんです。


陸のパワーと海のパワーがせめぎあうところが海岸線であり、そこに出現するサーフブレイクがサーファーの生きる源。だから人類にとって、サーファーの存在やオピニオンは貴重であり価値のあるものなんだ。そう教えてくれたのはノースショア在住の哲学者、故吉福先生。サーファーとして胸を張って、誇り高く生きていけばいいということです。

サーフィンの歴史に名を残す名シェイパー、モーリス・コールさん、還暦を迎えた今もかわらずエネルギッシュです。

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80年代後半から90年代にかけてのトム・カレン、そして1992年から現在までに11冠のケリースレーターと、それぞれの時代を彩る2人の世界チャンピオン。そのタイトル獲得の陰で彼らにマジックボードを提供し、シェイパーとして大いに関わったとされるモーリス・コールさん。来日中でインタビューの時間をくれたので、20年ぶりに会いにいきました。

モーリスさんとトム・カレンのリレーションシップは1989年にフランスのハセゴーで始まった。ビクトリア生まれのオーストラリア人コールさんと、サンタバーバラ出身のアメリカ人カレンさん、この2人が初めて口をきいたのが8ftのセットが炸裂するキャブリントンの波の中だった。カレンは6’1’’のアル・メリック、モーリスさんは自作の中でもベストバレルボードの6’8”。結果はおのずと明らかで、すっかりモーリスさんのサーフィンに心酔したカレンは翌日、待ちきれない様子でモーリスさんにボードを頼みにきたそうだ。こうして6′9”のマジックボードを得たカレンは、翌年の世界ツアーに6’1”のアル・メリックと6’9’’のモーリスシェイプの2本で参戦。途中からはモーリスシェイプでEPSの6’0’’を加え、これでトム・カレンは5年ぶり3度目の世界チャンピオンに返り咲く。
 
一方のモーリスさんは、カレンのチャンピオン獲得直後、前足直下がVeeでフィンの間がフラットという、それまでのボトムデザインの概念を突き破ったリバースVシステムEEV を完成。その年の冬、EEVは黄色の6’8’’ガンに仕上げられ、トリプルクラウンの緒戦ハレイワのハワイアンプロでトム・カレンがライドし、切れ味抜群のカービィングマニューバーを炸裂させ優勝。一躍世界中のサーファーがEEVに注目、とくにプロサーファー達は鋭い加速と切れ味シャープなターンを絶賛。一冬にしてEEVブームに火がついたのだった。

今年に還暦を迎え、サーフィン歴は48年、シェイプ歴だって40年を数え、シンプルに頑固にサーファー&シェイパーのライフスタイルを貫き通しているモーリスさん。17歳でビクトリア州チャンピオンを獲得するほどのコンペティターであり、ビッグウェイブが何よりも好きだったことから、波が豊富でサーファー人口がまだ少なかったフランスへ1982年に移住。ヨーロッパのサーフィン発展に大きな役割を果たしながらも、1998年には本国オーストラリアのマーガレットリバーに戻りタジ・バロウをサポート。5年前には大病を見事に克服。その後もサーフィンとシェイピングを見事に両立させたライフスタイルを楽しみながら、大好きな日本には毎年春と秋の2回のペースで来日。モーリスのボードはスピードが出る。行きたいところにもっていける。スピード&マニューバビリティーを高い次元でベストマッチさせることがモーリス・コールのシェイピング哲学。おかげで数えきれないほどのモーリスファンがオーダーの出来上がりを待っている。

今年初のタイフーンスウェル、台風8号!        太陽にも恵まれて最高の一日となった!!

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稲村の重鎮ローカルである竹中先輩は朝一番から3時間あまりのセッションを堪能。グリングリンにほれ上がるレフトを、いつも通りに決めまくった。そして最後の最後に、ビッグセットのピークに合わせて、一番左奥の、一番沖で待っていたところで、さらにアウトサイドからセットがブレイク。やられるな〜と覚悟してスープに潜ったが、案の定リーシュはグウィーン、プッツン!激流のカレントを避けて沖に出てから大回りでパドルイン。流れたボードはインサイドにいた抱井ダンがケアーしてことなきを得た。岸に上がってきた竹中先輩は笑顔。喰らったセットは、沖でいきなり掘れてヒットしてきたんで、どうしようもなかったと苦笑いだった。

鎌倉は、朝の9時には緩いながらオンショアが吹き出したが、まだまだスウェルはパンピング。サイズは4ftプラスといったところだった。なので、久しぶりにシークレットエリアに足を向けた。途中のビーチはオーバーヘッド。カレントが強そうで、ショアブレイクが右に左によじれまくっていたが、目指すブレイクが目に入ったとたん景色はサーフパラダイス。セットのサイズは4ftプラスと変わりはないものの、ポイントブレイクのレフト&ライトがサーフマインドを蕩けさせるかのようにキラキラとピールしていた。

さらにチェックしようと奥へと進むと、パドルイン、パドルアウトを繰り返すサーファーがひっきりなしに目の前を通り過ぎていく。シークレットというのは今はもう昔の話。生粋のローカルサーファーも頑張っているだけに、ローカルメンバーの厳しい監視のもと、マナー&ルール遵守がシビアに求められている。

QS 3☆ ムラサキ湘南オープンで、           湯河原出身の松下諒大がプロ初優勝の大金星!!

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笑顔で表彰ステージのセンターに立った松下諒大。

タイフーンスウェルに沸いた昨年とはうって変わり、スモールでジャンクなコンディションに終始した今年のQS 3☆ムラサキ湘南オープンだったが、最後の最後に、松下諒大のクールで激ホットなサーフィンパフォーマンスが爆発。波の大小をまったく感じさせない、神が乗り移ったとしか思えない、激しくもスピードに乗った切れまくりのサーフィンは優勝にふさわしいものであり、これでコンテストもめでたく終了となった。
 コングラッツ!諒大!! とくに圧巻だったのは終了1分前のラストライド。トラックは太く、スプレーは諒大の倍は飛ばしながら、ファイナルヒートでも優勝間違いなしの圧倒的リードをキープしていたコナー・オリアリーを逆転したやつ。ジャッジスコアは5.8がマークされ、コナーとの5.2ポイント差をひっくり返してしまった。
 俺は負けない!絶対に優勝するんだという気迫とオーラを出しまくっていた諒大。それは遠くはなれた観戦スタンドにもビンビンに伝わってきた。

日本のトップサーフビーチ鵠沼といえども、今大会のコンディションは昨年が素晴らしかっただけに残念だった。しかし、グッドスウェルに恵まれず、スローでプアーとなってしまった鵠沼の膝サイズ波を軽々と攻略するプロサーファーのポテンシャルは見所充分だった。なかでもとくに感じたことは、伝統ある湯河原出身プロの強さだった。昨年に大活躍した村上舜にかわって今年は同級生の松下が念願のプロ初優勝。湯河原のサーファーの上手さと、レベルの高さをQS 3☆優勝が証明した。

前代未聞の猛烈な台風11号襲来で、          2014夏ビッグウェイブウィークは強烈な後半戦へ!

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セーフティーファースト!安全第一。
台風の波はみんなで楽しみましょう。

先週1週間は、九州の東にそれながら四国と九州北部に記録越えの豪雨をもたらしてくれた台風12号からの極上の南西スウェルで潤ったばかりの鎌倉エリア。今週からは、先にできた双子台風の兄なのに遅れてきた台風11号からの南東ニュースウェルがヒットしてくる。この1週間連日のセッションで体ができてるし、夏休み本番となるから楽しみでしょう。しかも今度はさらにチャレンジングなビッグサイズとなる可能性が大。なぜなら、台風11号はこれまでの3日間で915hpという前代未聞のとんでもない強さに発達。予報通りならそのまま勢力を維持しながら日本列島に接近してくる。鎌倉には6日、7日、8日には本番のザ・デイがやってくることだろう。

しかし今回の台風で気になるのは風向き。鎌倉ではオンショアとなる南よりの風が吹き続け。先に抜けた12号は日本海を目指していることから、今後も南よりの風はやまないだろう。そこへどでかい11号が巨大な波を送り込んできたら?!
いったいどんな海になるだろうか?

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